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執筆者の写真Hiroyuki Tanaka

屋号を『Kittoo』にしたわけ

更新日:2020年8月30日

本来、『Kittoo』は橘(たちばな)と橙(だいだい)と書きます。

万葉集にも登場するほど日本には馴染みの深いものです。


大伴家持の長歌の中に、


「神の御代みよより 宜よろしなへ この橘を 『非時香菓(ときじくのかくのこのみ)』と名付けらしも」


と詠まれており、

橘は冬に入っても霜や雪に葉が枯れることなく、常盤の色を保ち、

そして果実を照り輝かせながら香り、

人に様々な効をもたらす木であることから銘して詠まれたのです。

そんな橘は、日本の最も高貴な建物である京都御所の紫宸殿の南庭に植えられている

「右近の橘・左近の桜(昔は梅)」からも窺い知ることができます。


また名前の由来代々と言われています。

通常果実完熟すると木から落ちますが、橙の場合完熟したあとも数年木の上に残るので、何代もの果実同時に木になることから「代々」と呼ばれるようになり、先祖代々栄える」とかけ縁起良い果物だと考えられるようになったそうです


蛇足ですが私が家の家紋が偶然にも「丸に橘」であったこと。

「きっと」という言葉には確実にそうなると決意や願望を表す意味があるので、私の開業時の決意や願望を込めてみました。


このような意味の込められた『Kittoo』をよろしくお願いします。



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